イギリスは蛇口が分かれている

イギリスの Tom Scott さんの YouTube チャンネルは、面白くて役に立つので時々観ている。

以下の動画は、イギリスではなぜ熱いお湯用の蛇口と冷たい水用の蛇口の2つに分かれているのかが、説明されている。

Why Britain Uses Separate Hot and Cold Taps – YouTube

要約すると、昔は屋根裏のタンクに水が蓄えられ、それを温めることでお湯にしていた。でも、タンクに溜める以上水が不衛生になる可能性がある。だから、その水とは別に、飲料水用の水を水源(イギリス英語で the mains)から引っぱってきていた。両者が絶対に混ざらないように、蛇口を分けているわけだ。

もちろん、これは古い建物の場合である。現在は日本と同じように一つの蛇口で熱いお湯と冷たい水を調整して水を出している。

そういえばリンボウ先生の本にも同じようなことが書かれていた気がした。サッと探した感じでは、『イギリスは愉快だ』(林望、文藝春秋、1996:p91)に言及はされていないものの、蛇口が分かれている挿絵が載っている。今度、リンボウ先生の本をすべて読んで他に言及されている本がないか調べてみようかな。

そして、自分がイギリスに行ったときの写真も調べてみた(私は記録の観点から、泊まったホテルなどのは隅々まで写真を撮っている)。

去年新婚旅行で泊まったホテルは、普通の蛇口でした。100 年以上の歴史のある建物だったけど、改装したんだろうか。

そこで、学生時代にイギリスに留学していたとき(2004 年)の写真を調べてみると、蛇口が分かれているものがいくつも見つかったのでここに紹介しよう。(昔はたいしたカメラを使っていなかったので、どれもブレていたり画質が荒かったりする。)


ロンドンのボロホテルの洗面台。


大学寮。部屋の洗面台。


別の大学寮。部屋の洗面台。


また別の大学寮の共有バスルームの洗面台。

最後の写真では、”Caution: Very hot water”(温水は熱いので注意)という注意書きがある。温度調整ができないからそうだよね。

冒頭の動画で Tom は、蛇口が一つにまとまった現在でも、逆に蛇口が分かれている方が安心するという。子供の頃に「(汚れているかもしれないので)熱いお湯は飲んではダメ」と親に言われていたことを思い出すからだそうだ。

ちなみに、その動画がユーモラスなのは、息子が実家を訪れてすることが親のパソコンのメンテナンスをすること!(一瞬だが、パソコンをアップデートしている画面が映っている。)確かに〜。

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