[英語] 名古屋英会話クラブに行ってみた

私は英語を勉強し始めた中学生の頃から英語が好きだ。当然一番成績がよかったし、大学も(一度は工学部に入ったが転学部して)英文学科に入った。大学院まで言語学を学んだ。

海外旅行もよくするほうでこれまで 13 カ国旅行している。大学時代はイギリスに1年留学した。去年行った新婚旅行はイギリスだったし、今年もイギリスに旅行に行くことになった。中学生時代からシャーロック・ホームズをきっかけにイギリスが好きになったが、イギリス好きと英語好きは相乗効果にもなっていたと思う。

普段から英語に囲まれた生活をしている。Twitter では外国のアカウントをフォローして英語の記事を読むようにしているし、iPhone、iPad や Mac の言語設定は英語にしている。家で観るドラマや映画は字幕なしの英語音声のみで観るようにしている。ここ数ヶ月は毎日5分程度音読をしている。5分とはいえ、毎日続けられる人は少ないと思う。

それなりに英語ができるということで、サラリーマン時代は職場の「英語係」にさせられていた。大学事務職員だったので、英語しかしゃべれない外国人教員の相手をさせられた。特に困ったのが時々掛かってくる英語の電話だ。私は電話でペラペラ話せるほど英語ができるわけじゃないので苦労した。英語で電話していると職場の周りの連中が聞き耳を立てている。最初は嫌だったけど、日本人がいても英語を話す度胸はついた(周りに日本人がいると英語を話しづらい人は多い)。

去年行った新婚旅行のイギリスで驚いたのが、いつの間にか英語が上達していたこと。以前よりもずっと相手の言っていることが分かり、ある程度話せるようになっていた。日頃英語に触れてきた成果だろうか、あるいはワイフが英語を話せないので頑張ろうとしていたせいだろうか。

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最近ふとアティチュード(意識)を変えて、英会話でも勉強しに行こうかなと思うようになっていた。アティチュードを定期的に変えることは、自分の中の心理的な盲点を見つけるためにも重要な行為である。アティチュードを変える簡単な方法は新しいことを始めることだ。

とはいっても、高額な英会話スクールは現在の家庭の経済状態では難しい。いろいろ調べた結果、「名古屋英会話クラブ」というところが1回 500 円で英会話教室をやっているのを知った。ただその値段からも想像できるとおり、ちゃんとした先生がいるわけじゃない。ネイティブの先生ももちろんいない。どちらかというと、英語を勉強し合うサークルのようなものらしい。

名古屋英会話クラブ|名古屋英会話サークルは中部の愛知県で開催の格安英会話勉強会です
www.nagoyaenglish.net/

安い英会話スクールを見つけた。でもしばらく行こうかどうか迷っていた。というのも、英会話スクールには、ある種の「危険性」があるから。英語で会話するのは当然ながら瞬時のレスポンスが求められる。思考の抽象度が低くなるんだよ。だからその場の会話を乗り切ることに必死で簡単な表現ばかり使ってしまいがちだ。そう、英会話の勉強をしに行っても、なかなか英語力をアップできないのだ。「英語を学ぶために英会話スクールに行く」というのは安易な考えであり、行くことで逆効果になることもある。だから、英会話スクールは上級者向けなのだ。

では英会話力を鍛えるにはどうすればいいか。ひたすらインプットすることである。その王道が音読なのだ。音読を毎日する。正しい英語をどんどんインプットし、会話の「筋力」を鍛えていく。これが初級者にも(上級者にも)オススメできる英会話学習法だ。だから私は音読を続けているわけ。

とはいえ、アティチュードを変えたいという目的として、英会話は自分としても関心のあることだし行ってみるのも悪くない。何より名古屋英会話クラブは特に会員制でもないし、月謝のようなものもいらない。行きたいときに申し込み、参加できる。次に行きたくなければ申し込まなければいいだけ。easy in, easy out(入るのも簡単、抜けるのも簡単)なのだ。お試しに行ってみるのも悪くない。そういうわけで行ってみることにした。

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参加の申し込みは公式サイトの申し込みフォームから行う。サイトのレイアウトが不親切なので、申し込みフォームを見つけ出すのが難しい。「開催スケジュール」の参加したい日付の右の方にある「受付中」をクリックすればいい。申し込みが完了するとメールが届く。

名古屋英会話クラブは火、水、土曜日に開催され、曜日毎に会場が違う。今回は火曜日に地下鉄高岳駅近くの東桜会館で開催されるものに行ってみた。

初めて行く場所だったので到着するまでに少し迷った。会場は1階の第1会議室だった。入口の受付で名前を言うと、テーブルを案内される。申込時に自分の英語力を自己申告し、「英会話を初めて勉強する人」「初〜中級」「中〜上級」の3レベルでそれぞれ分かれたテーブルとなる。

今回は平日ということもあり、全体で 10 人ぐらいの参加者だった。土曜日だともっと多いらしい。年齢層は大学生から 60 歳ぐらいまで幅広いが、2、30 代ぐらいが中心かも。女性は一人だけだった。

本来はレベル別のグループに分かれて行うが、今回は人数が少ないことだし、レベルは関係なく2つのグループで行うことになった。

MC(司会)は一番若い大学生男子が行っていた。一人だからちょっと大変そうだった。

最初は「アイスブレイク」と呼ばれるウォーミングアップから始まる。これはテーブルの目の前の人に対して、お題に沿ったスピーチを1分間話す。私は「好きなレストラン」だった。相手が話すときはまた別のお題になる。いきなりお題が与えられ、瞬時にその内容を話す必要があるのでアイスブレイクとはいえ難しいかもしれない。

そしてテーブルでの自己紹介だ。なぜアイスブレイクの後なんだろう。アイスブレイク中は名前も分からない人と話をして違和感があった(最初に名前を聞けばいいんだけど)。

自己紹介では基本的に下の名前で呼び合う感じ。自己紹介でどんなことを話せばいいかのメモを見せてもらえるので、話のネタは用意されている。自己紹介が終わるとみんながその人に質問する。

次に、教材を利用して、そこに書かれている課題をグループディスカッションする。今回は適当な都市を選び、さまざまな観点から観光客の視点で評価をする課題だった。私たちのグループでは身近な「名古屋」を選び、例えば「料理」「観光スポット」「お店」などを観光客にどう勧めるかなどを話し合った。最後にグループの代表が全体に発表する。

最後は一対一の会話だ。番号が書かれたくじを引いて、同じ番号同士でフリートークをする。私は英語がかなりできる日系人の人が当たって、英語上達の観点からはラッキーだった。

途中ビニールのチャック袋が配られるので、そこに会費の 500 円を入れる。

最後に MC が他の曜日のレッスンやオンライン英会話の案内などをして終了。夜の7時から8時 50 分までだけど、意外とすぐ終わった。

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参加者は初・中級レベルの人が多い印象。海外旅行をバリバリする人もいたりするが、本当にハイレベルな人は一握りのようだ。先生役もいないし、かといって具体的に英語を教え合うこともほぼない。相手の英語が正しいかどうか分からないから、「学ぼう」という気が起こりにくい。

ただ、会話力を鍛える場所と考えると悪くもなかった。「英会話力」ではない。純粋な「会話力」だ。私は英語表現が出てこなくて困るということはあまりなかったが、何を話せばいいのかを考えるほうが難しかった。こういう時は質問をするのが楽だ。ただ、質問さえも浮かばないこともある。だから、相手の内容をよく聞いていかに深掘りしていくかがポイントになる。ほら、やはり会話力の訓練になる。

私は電子辞書は持っていないが、iPad に辞書を入れている。今回も「シャチ」は英語でどう言うのかがグループで分からなかったので、調べたりした。

MC の説明は日本語だ。会話中は基本的に英語だけど、分からないときは日本語を交ぜる人も多い。

参加者の中で、Skype でフィリピンの人と格安で英会話レッスンをやっている人がいた。ちょっとやってみようかなという気にもなった。

私は最近、読書会に参加しているけど、参加のきっかけの一つが「意識が高い人」に会えると思ったから。私は自分をパワーアップさせたいので、そういう人と一緒にいたい。私がセミナーに参加するのが好きなのも同じ理由だ。今回の英会話教室も、英会話をわざわざ勉強しに来る人はたいてい真剣なので、そういう場に行きたかった。実際、仕事で英語が必要だから、という人もいた。

英語力はそこまでアップしないかもしれないので、毎週参加するほどでもないと思ったが、時々行くのも悪くない英会話教室だった。

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最後に英会話クラブで使えそうな例文をメモしておこう。

・I’m new here.(ここに来るのは初めてです。)
・May I ask what your name is?(お名前を聞いてもいいですか。)
・If you don’t have any questions, let’s hear another introduction.(質問がなければ、次の人の自己紹介を聞きましょう。)
・Let’s decide by rock-paper-scissors.(じゃんけんで決めましょう。)
・He is presenting.(彼が発表します。)

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