スピードキュービングレクチャー会に参加してきた

私がルービックキューブを初めて手に入れたのは小学生3〜4年生の頃だった。ガシャポンで当てた。最初は揃えるのは無理だったけど(説明書が付いていたはずなのに)、高校生の頃家にインターネットが入ってから、ネットで解法が見つかることに気付き、一応できるようになっていた。

ある意味「ルービックキューブ歴 25 年」なんだけど、時々「やってみよう」と思い立ってやっているだけなので、いつまで経ってもマニュアルなしで解ける状態にはなれていなかった。

去年、継続が大事であることを再認識し、その一つにルービックキューブの練習を組み込むことにした。記録によると、去年の6月から1日1回ルービックキューブをマニュアルに沿って揃えることにした。毎日5分程度だけど、これを繰り返していればきっと数ヶ月後にはできるようになると信じていた。

8ヶ月練習してもまだできません><

私はとりあえず、何もマニュアルを見ずに揃えられるようになりたいだけなので、覚えることを最小限にした方法で練習している。それでも覚えられないんだよ。

そういえば言及し忘れていたけど、ルービックキューブというのは「考えるもの」ではありません! 暗記するものだ。「こういう色の状態ではこう回せばいい」というパターンが確立しているので、それを覚えればいいだけなのだ。

私はマニュアルを見ながらでも揃えるのに5分は掛かる。一方、世の中にはスピードキュービングなるものがある。そこでは、ルービックキューブを 10 秒とかで揃えちゃうんです。なんでそんなことができるのか。パターンをたくさん覚えていれば覚えているほど、少ない手数で揃えることができるからだ。私は覚えるパターンをあえて少なくしているので、時間が掛かるわけだ。早く解きたいなら、どんどん覚えるパターンを増やしていけばいい。

さて、そんな感じでモヤモヤととりあえず毎日1回ずつ回していたルービックキューブなんだけど、去年の 12 月にルービックキューブの日本大会が開催され、さらにそれがニコニコ動画で生放送されることを知った。さっそく(今まで使いづらくて避けていた)ニコニコ動画のアカウントを作成し、計 18 時間に及ぶ放送を見ました(長すぎるので、ながら見だけど)。そこで改めて、ルービックキューブのすごさが分かった。スピードキュービングもすごいんだけど、片手でやったり、目隠しでやったり、足で(!)やったり、全盲のプレーヤーがいたり、面白かった。

さらに、そのニコニコ動画で実況の解説をしていた方の一人が、名古屋でスピードキュービングのレクチャーを開催することを知った。これは参加しないわけにはいかない!

というわけで、昨日そのレクチャーに参加してきました。

Japan Rubik’s Cube Association (JRCA) – 第44回東海スピードキュービングレクチャー会 2/4(日)
jrca.cc/modules/d3forum/index.php?topic_id=540#post_id4819

参加者は 10 人程度。若い人ばかりで私は場違いかもと心配していたけど、私より年上の人もいた。20 代ぐらいの男性が中心かな。親子連れで来ていて、小学生も2人いた。女性は小学生の子1人のみ(ルービックキューブは女性の競技者が極端に少ない)。

それがですねえ、ど素人は私だけで、みんなすごい人ばかりでした><

ただ、目の前でスピードキュービングをしているのを見せてもらえたのは刺激になった(いつもネットの動画で見るだけだからね)。小学生とかも 20 秒とかで揃えちゃう。それと時々キューブのパーツが飛びます! 動かしやすいように潤滑油を入れているし、動きが早すぎてパーツが崩れるんだよ。スタックタイマーというルービックキューブ専用のタイマーで競い合うようなこともしていた。

そんな中私は、揃えられるようになるコツを教えてもらってゆっくり練習していた。しかも、スピードキュービングの元日本記録保持者(日本チャンピオン)に直接教えてもらったりもできた。

確かにルービックキューブはネットで解法が出回っているけど、いろいろバリエーションや流派がある。今回教えてもらった中には、自分がネットで調べた方法と同じ部分もあったが、より合理的な部分があったりして、今後は自分のやり方を見直すことにした。

習得のコツを教えてもらったのもよかった。ルービックキューブを初めて1ヶ月なのに、すでに説明書なしで揃えられる人がいたが、コツはステップごとに分けてひたすらその部分を練習することだそうだ。私はいつも「通し」で練習していた。崩した状態で、完成形までやってしまうと、さまざまなステップを踏むので、なかなか覚えられない。「まずはここを覚える」と順々にやっていくのがいいみたい。それと私は1日5分程度だが、その方は1日 20 分練習するという。継続するコツは短時間することだけど、ルービックキューブは練習時間を延ばそうかな。

それと気付いたのが、ルービックキューブというのは人にやり方を伝達するのが難しいということ。「こうやって、こうやって・・・」と目の前で見せられても混乱する。立体的なものだし、同じ状態のキューブを2つ再現するのは簡単にはできないからね。練習のために、一部分だけシールを貼ったキューブ(つまり、関係ない部分はすべて真っ黒)を用意する人もいるみたい。また、上級者は身体に染み付いているということもあり、うまく言語化するのが難しいという問題もあるようだ。

初心者の私だけど、唯一自慢できたのが、今となっては古い旧式のルービックキューブを持って行っていたこと。かつて日本独自の配色がしてある「ガラパゴス・ルービックキューブ」が日本で流通していた。それが近年は世界標準の配色になり、旧式は姿を消すようになった。私は 10 年以上前に買ったキューブなので古いタイプ。レアなキューブに「懐かしいなあ」と言われた。それに旧式は色がシールで貼られているけど、練習するとシールが剥がれてしまう。新しいものはプラスチック自体に色が付けられている。私の旧式のシールのルービックキューブは価値が出るかもしれないから、使わずに保存用にしようかな。


左が旧式、右が新式。

3時間程度和室でじっくり練習したので、終わった後はぐったり疲れました。そして下2段まではマニュアルを見ずに揃えられるようになった。ルービックキューブの覚え方として、「ひたすら暗記」か「まず動きを理解して覚える」かの2パターンがある。下2段を揃えるまでは動きを理解することができる。しかし、それ以降はほとんど暗記の世界になる。だから、ひたすら練習して覚えていくしかない。とはいっても、ほんの少しなので、近いうちにはできるようになるはず!

便利な iOS アプリも教えてもらった。DCTimer と呼ばれるもので、画面に従って回せば特定の状態を再現できる。複数人で同じパズルを解く際に使える。さらに、一部分だけ解けた状態にもできるので、特定の状態をひたすら練習するためにも使える。さらにタイマーも付いているので計測ができる。無料で便利なのでオススメだ。

Meigen Chou Apps on the App Store
itunes.apple.com/us/developer/meigen-chou/id794870199

私はネットで調べたやり方を自分で Illustrator で分かりやすくまとめていたけど、今回学んだことを含めてマニュアルを作り直そうかなと思う。いい感じのができたら、このブログでも公開するかもしれない。前述の通り、ルービックキューブというのは「分かりやすく伝える」のが難しい。だからこそ、分かりやすいものを作ることに挑戦してみたい。

最近本を読んで知ったが、小学生ぐらいまでにその子が夢中になることを観察し、その後は徹底的にやらせてあげる教育法があるらしい。実は Google や Facebook の創始者たちはそういう教育を受けたからあそこまで会社を大きくできたとも言われる。逆に言えば、日本の家庭にありがちな、子供に小学生の頃無理やりやらせる習い事とかはたいして意味がないのかもしれない。まずは観察して、その子の特質を見抜くことが大事なのだ。

そう、子供の頃好きだったことが将来才能を開花させるキーになりうる。子供の頃好きなことは、本当に好きなことであり、そして自分のやりたいことを見つけるヒントになる。気が付けば、会社員を辞めてここ数年私が真剣に取り組んでいることは、どれも子供の頃好きなことだった。ルービックキューブもそう、けん玉もそう。英語も元々好きだった。そして、シャーロック・ホームズだって中学生の頃夢中になったのが始まりだ。けん玉やルービックキューブなんて子供の遊び、ホームズなんて児童文学にすぎない・・・などと馬鹿にする人がいるかもしれない。そんなことを言う連中は無視して、あなた自身が好きなら大人になってからでも極めよう。本当に好きなことをやっている限り、いくらでも社会に価値を出せるアイデアは浮かぶはずだ。

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