[講演会]「トーヴェ・ヤンソンから見たフィンランドの暮らしとデザイン」

家族に教えてもらって、フィンランドとトーヴェ・ヤンソン関係の講演会があることを知った。一時はフィンランドが好きになって、フィンランド旅行にも学生時代(2006 年)に行ったことがある。オススメの本は『フィンランド語は猫の言葉』だ。

インフルエンザになると困るので最近は人混みを避けていたけど、フィンランド関連で少し気になるし、無料だし行ってきた。

トーヴェ・ヤンソンから見たフィンランドの暮らしとデザイン | ユネスコ・デザイン都市なごや
www.creative-nagoya.jp/event/cafe-finland-2018/

定員は 170 名。1週間前にウェブで申し込み、メールで届いた受付番号が 160 番台だったので、ギリギリ間に合ったようだ(講演会当日時点では満席だった)。

場所は名古屋市美術館の2階講堂。開場時間 30 分前に行ったら数人しか並んでいなかったので(名古屋は東京と違って早めに行っても並んでない)、開場時間までブラブラしてた。名古屋市科学館のショップで化学実験のマスキングテープを見つけた。シャーロック・ホームズっぽくて気に入ったので購入。

受付開始時間を少し過ぎた時間でもスムーズに入場できた。受付で名前と受付番号を言えば入れる。再入場用の丸いオレンジ色のシールを渡されるので、分かりやすい場所に貼っておくよう言われた。

こじんまりしたスペースにぎっしりと席が詰められている。満席なので詰めて座るよう言われた。私は最前列に座ることにした。最前列だと左右前後にギュウギュウ詰めじゃないし、さっと出ることができる。さらに今回はマイクの音量がちゃんと入っていなかったので、一番前だからこそ声の小さい講演者の肉声もちゃんと聞き取れた。こんな感じで、講演会で最前列に座る利点に気付いた。

参加者は若い女性が多い印象。

冒頭に運営者側(ユネスコ・デザイン都市なごや推進事業実行委員会)のお話があったけれど、無駄に長い! 10 分間も話が続いた。男性は「あのー」「そのー」「えっと」「まー」を頻繁に繰り返す人だったし。原稿を用意してタイトに話すべきである。

それとスライドの文字が極小。それでいて解像度が低いのでボケボケだ。オシャレなのかもしれないけど、伝わらなければ意味がない。そんな感じで運営側に不安を感じだ。

さて、今回の講演会は現在名古屋市美術館で開催中の「アルヴァ・アアルト」展と連動した企画らしい。私はそちらの展示は見ていない(基本的に美術関係はあまり好きじゃない)。

開館30周年記念 アルヴァ・アアルト もうひとつの自然 – 名古屋市美術館
www.art-museum.city.nagoya.jp/aalto

さらに今年春にムーミンアニメが 3D となって新作が公開される(日本語情報はほとんどないみたい)。”MOOMINVALLEY”(ムーミン谷)というタイトル。それとも関係している。クラウドファンディング Indiegogo で実現したみたい。

All-star cast for new Moomin animation series, MOOMINVALLEY – Moomin : Moomin
www.moomin.com/en/blog/star-cast-new-moomin-animation-series-moominvalley/

講演会でも上映された公式予告編。

MOOMINVALLEY (2019) – Behind the scenes clip – YouTube
www.youtube.com/watch?v=5Xy5wttiUqA

Indiegogo の紹介ビデオ。

MOOMIN Indiegogo Pitch – YouTube
www.youtube.com/watch?v=3WXEmjxiVZo

最初はアニメーション作家の江坂 恵里子さんのお話。江坂さんは1月にフィンランドで行われた “MOOMINVALLEY” のプロモーションイベントに行ってきたそうだ。次が絵本作家の長江 青さんのお話(最初チラシの写真を見た時は長江さんは男性かと思っていた)。ベルリンに 10 年住んでいたそうで2児のお母さん。ヨーロッパに住んでいた人として、また子育てをしながら働くことについてのお話が主にあった。

最後にお二人およびユネスコ・デザイン都市なごや推進事業実行委員会の江坂 恵里子さんとの3人での対談形式だった。

正直最初は名前も聞いたことのない人の講演会でたいして期待していなかった。でも、結構刺激になった!

「女性が活躍している」というのが伝わってきたし、ヨーロッパではそれが当たり前になっていることに羨ましいと思った。「仕事が大好き」という言葉もシンプルながらもよかったなあ。

子どもが生まれて意識が変わるという話にもなり、今後私も何か変わるかもしれない。

寒い北欧の冬はネガティブなイメージだけど、実は自分の中にこもって深く考えるのに向いた季節だと言われていた。冬はクリエイター向けの季節とも言えるかもしれない。

文化系的な雰囲気も心地よかった(私は基本的に日本のアニメやディズニーはヤンキー臭いから嫌いなんだよ)。江坂さんは小柄で小さな声で話をされる方だけど、仕事を楽しんでいるエネルギーが伝わってきてよかった。

私がサラリーマン時代は事務職であれ、頭を使った仕事じゃなかった。あれは体を使ったロボットでもできる仕事だった(私の場合)。体を使う仕事がしたい人は、そういうことをすればいい。でも私は自分の「知恵」で社会に価値を出していきたい。クリエイターは自分のセンスや才能を生かした仕事である。私はライターでもあるので、まあクリエイターの枠組みに入るだろう。今回の話は大きな勇気付けとなった。

ちなみに、講演会中はバックにスクリーンに映像がずっと流されていた。あまり内容のないちょっとしたアートやヨーロッパの写真・動画だった。小難しい講演会では気が散るだろうけれど、そうでないかぎりはトークショーではこういうスタイルはいいかもしれないと思った。

そしてムーミン作品の原作を読みたくなった。ムーミンアニメと原作は全然絵の雰囲気が違っていて、原作はあまりかわいくない。なんだか『キテレツ大百科』と似ているなあ。

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