DTP の勉強部屋「第 46 回勉強会」に参加してきた

昨日は DTP の勉強部屋「第 46 回勉強会」に参加してきた。

第46回勉強会 | DTPの勉強部屋 | study-room
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DTP というのは Desktop Publishing の略で、書籍やらパンフレットやらの編集をパソコン上で行うこと。最近ではもっと広く、ウェブデザインやらパソコンで行うデザイン作業一般にも使われている感じがする。

私はセルフパブリッシングで紙の本を制作することがよくある。例えば、書籍のデザインで業界で一般的に使われる InDesign というアプリケーションは、私は大学院生時代に最初に本を出したとき使い始めた。自分の本は売り上げ上は電子書籍のほうがメインだけど、DTP のスキルを磨くためにも、毎回紙の本も同時に制作するようにしている(自分の労働時間を考えなければ、コストが掛からないのが個人で出版することのメリットだからね)。

そういうビジネスのためだけでなく、年賀状作りや、ちょっとした書類、写真の編集、ウェブサイト制作、動画制作、などでも DTP のスキルは役立っている。DTP 用のアプリケーションを使うために、Adobe の Creative Cloud にも契約している。

Adobe Creative Cloud | プロのクリエイター向けソフトウェアとサービス
www.adobe.com/jp/creativecloud.html

ただ、半分楽しみのために使っている DTP アプリケーションなので、実は体系的に勉強はしていない。必要に迫られて毎回調べて、だましだまし使っている。だから、長く使っているわりに(10 年以上)、アプリケーションの基本的なことがまだ分かっていなかったりする。セミナーで時々ちんぷんかんぷんのこともある。今度本格的に教科書を読みながら勉強したいなあ。

セミナー参加者は仕事で DTP を使うような人がほとんどみたい。たいていパソコンを使うような技術系のセミナーは男性が多いが、こういうデザイン系の仕事は女性にも人気があるようで、女性の参加者も多い。フリーランスの人も多い感じだし(フリーランスがこんなに集まる場はあまりないぞ)、業界でガッツリ仕事をしているプロも多い。だから、私のように半分趣味で DTP を使っている人は少数派のようだ。そして、数えていないけど参加者はだいたい 150 人ぐらいだ。

DTP の勉強をする場として「DTP の勉強部屋」のセミナーを見つけてから通うようにしている。調べたところもう 28 回ぐらい通っていた。DTP の勉強部屋以外の DTP 関連セミナーも見つけたら参加することもある。

DTP の勉強部屋は年3回開催され(以前はもっと回数が多かった)、毎回ゲストが呼ばれて DTP 関連の技術や業界の動向を知ることができる、非常に有益なセミナーである。

昨日のセミナーでは、DTP にどんどん組み込まれていく AI 技術の話だったり、ウェブデザインと紙デザインの違い、Illustrator や Photoshop の使いかたテクニックなどを、盛りだくさん学べた。セミナーは4時間で 3000 円。ちょっと長くて疲れちゃうけど、3000 円は安いと思うぐらい毎回充実している(5000 円でも参加したい)。

何年か前に AI が話題になっても、多くの人にとっては「他人ごと」だったと思う。でもどんどん AI は我々の日常に組み込まれていっている。DTP の場合、アプリケーションに AI 技術が利用され、これまで面倒だった作業が簡単にできるようになったり、効率が格段に上がっている。例えば昨日知ったのが、目を閉じた写真を目を開かせる Photoshop の機能。これまで目を閉じてボツにしていた写真も、これで蘇らせることができる。実際に編集後を見てみると、全然違和感ない画像ができあがる。これも AI 技術で可能になっているらしい。

現在は紙だけでなくウェブも DTP が扱う重要なマーケットだ。でも、紙のデザインとウェブデザインでワークフローの違いをしっかり理解しておかないと混乱が生じる。先ほど書いたように、書籍の場合だって、電子書籍と紙の書籍を同時に出版したりする際、確かに使うアプリケーションも変わるし、理解すべきところも変わってくる。最近はウェブデザイン用のお手軽なオンラインツールが多く提供されているので、簡単に成果物が完成したりするけれど、やはりきちんと理解している人は別次元のクオリティーのものができるはずだ。

鷹野雅弘さんによるセミナーはこれまで何度も聞いたことがあるが、今回も数多くのヒントを得ることができた。ちょっとしたことであっても、知らないせいで無駄な作業をしていたことが多くある。そしてアプリケーションはどんどん進化している。技術は学び続けなければいけない。歴史的経緯まで踏まえて、体系的に知れたのはよかった。単に抽象度の低いアプリケーション操作で終わるのではなく、広い視点を持つことの大切さも学べた。

私は単なる参加者としてだけでなく、なるべく運営サイドや講師サイドの視点も意識するようにしている。今回もセミナーのやり方についてもヒントを得ることができた。例えばスライドの作成について。こういうアプリケーションの操作を伝えるセミナーでは、大抵がデモとしてその場で操作を見せられることが多いんだけど、境祐司さんのセッションではアプリケーションの操作はあらかじめ録画したものを提示された。なるほど、会場で操作に手間取ったりする人は時々いるので、こういう録画ビデオでスムーズに学べるのはありだと思った。浅野桜さんはスライドを Adobe XD で作られているみたいだった。XD はウェブデザインのプロトタイプを作るアプリケーションだけど、確かに簡単にナイスなページを作れるので、スライド作りにも向いているかも。今度私もやってみようかな。

盛りだくさんのセミナーなので復習が欠かせない。じゃないと、せっかく学んだことが無駄になってしまう。忘れないうちに復習しよう。


もらった資料等。右上は Adobe のクリアファイル2枚。

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