ビジネスをするなら減算時間価値ではなく加算時間価値

「文化系トークラジオ Life」でおなじみの鈴木謙介さんによる『誰もが時間を買っている』を読んだ。この本はセブン-イレブンもしくはそのオンラインショップでしか買えない特殊な本だった。

誰もが時間を買っている―「お金」と「価値」と「満足」の社会経済学 (セブン&アイ出版学び新書) 通販|セブンネットショッピング

https://7net.omni7.jp/detail/1107044021

この中で、加算時間価値と減算時間価値の話が出てくる。

加算時間価値とは時間が長いほど価値が生まれることであり、減算時間価値とは時間が短いほど価値が生まれることである。分かりやい例だと、前者ができるだけ長く過ごしたい高級レストランでの食事であり、後者がささっと腹を膨らませたいファーストフードの食事だ。

書籍にも書かれているが、どちらが良いとか悪いとかそういう話ではない。状況によっていずれにも価値が生まれる。加算時間価値/減算時間価値という観点で時間を考えたことがなかったので、なかなか面白かった。

一つ気付いたのが、ビジネスをするなら加算時間価値だなと思った。それは時間の短縮には限界があるからだ。いくら効率化したってファーストフード店で注文から料理が出てくるまでの時間や食べる時間を減らすのはある一定のところで限界がある。

一方で、高級レストランは長くしようと思えばどんどん滞在時間を長くできる。アイデア次第で、例えば食事以外のアクティビティを追加したり、食事の思い出がずっと残るなんてことも付加価値になる。

そう、減算時間は物理世界の物理限界があるが、加算時間は情報空間にまで価値を広げることができる。情報空間なら価値は無限に広がるのだ!

ファーストフードが注文してから早く商品が出てきたからといって値上げはできない。高級レストランでの付加価値はいくらでも値上げできる。

やはりお金になるビジネスという点では加算時間価値を意識することが大事だとおもった。

参考:
新刊案内『誰もが時間を買っている』 « SOUL for SALE

https://blog.szk.cc/2019/12/01/new-publish-201912/

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