[読書メモ]『薬も手術もいらない めまい・メニエール病治療』(高橋正紘)

p15
左耳の詰まった感じ=耳閉塞感

p21
効能書き(医薬品インタビューフォーム)

p32
医師として思い込みは禁物であり、観察が大事であると、つくづく実感させられます。

p45
乗り物酔いは、医学的には動揺病といいます。

p46
すぐに酔ってしまう人は、揺れを感じやすい、揺れに対して感受性が高い人です。小さな揺れでもそれを感じて反応する、つまり揺れの感受性が高いことにより、高度なバランス機能を発揮できるということです。具体的には、一般に運動能力が高い人、スポーツ選手、特に体操選手やフィギュアスケーター、スノーボーダーなどです。高度のバランスが要求されるスポーツが得意な人たちは、実は揺れに対する感受性の高い、乗り物酔いにかかりやすい人たちなのです。

p47
もう一つ、「乗客は酔うが、運転手は酔いにくい」というのも乗り物酔いの特徴です。後部座席では酔う人でも運転席なら大丈夫というわけで、運転中に酔うことはきわめてまれです。昔から「人馬一体」という言葉がありますが、馬と一体化したかのようにうまく乗りこなしているときは、バランス機構が働いて、振り落とされることもありませんし酔うこともありません。能動的に自らバランス機構を働かせているときは酔わないのです。

p48
乗り物酔いが起こるのは、その逆で、自らはコントロールできない受動的な移動空間にいて、揺すられるときです。

p48
基本は、酔う条件を減らすことです。酔う条件とは目隠しと睡眠不足など体調不良、そして揺らぎです。自動車教習所のコースを借りて、車酔いの実験をしたことがあります。目隠しをして後部座席に座った人は酔いやすく、特に、睡眠不足で実験すると、だれもが必ず酔ってしまいました。

p92
メニエール病は、自然に症状が軽くなる「自然寛解」が起こることがしばしばあります。ところが、症状の好転を、少しでもよくなったのは薬の効果に違いないと、医師も患者も誤解するのです。医師が患者さんの経過をきちんと観察していれば自然寛解であることはわかるのですが、投薬したのでよくなったと思いたい気持ちが医者の目を曇らせます。患者さんは当然ながら、効くと信じて治療を受けていますから、そのおかげと思い込みます。

p120
さらにその後の研究班の数回にわたる患者調査からも、[メニエール病の]患者さんには自分の性格を几帳面・神経質だと答える人が多い、農漁村よりも都市部に患者が多い、寒冷前線や低気圧で症状が悪化する例があることなどが確認されました。

p126
遅発性ウイルス(感染してもすぐに発病せず、長い潜伏期のあと発症する)

p134
このように、スモンの解決は今から振り返ると実に鮮やかで、まるでミステリー小説の犯人逮捕のようでした。

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