[断捨離][読書] 自宅の蔵書をすべて自炊した1

現在僕が抱えている一番の問題は、育児や家事に忙殺されて自分のことができない、ということである。そのことはブログに何度も書いてきた。時間に関する本を読んで研究したり、家事を極力効率化する方法を研究したり、タスクマネージメントについてあれこれ試したりした。

しかし、一向に解決する気配はない。

時間がないと思って焦ると抽象度が下がる。無駄遣いや過食・偏食などの破滅的なストレス解消をしてしまう。

ここで一旦立ち止まって考えてみることにした。去年の 11 月あたりから、普段のタスクのペースを落としたりして後回しできることはどんどん後回しにした。無駄なことは極力しないようにした。育児もあえて妻に任せたりした。

立ち止まって考えるときに効果的なのが、物を捨てることだ。『月収1850万円を稼いだ勉強法』にも以下のように書いてある。

「「なんだかいまいち売上が不調だな」なんていう場合があるとしますよね。/そんなときは古い書類を捨てると、なぜか仕事が回り始めるのです。」(p114)

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そういうわけで、自室の整理整頓を始めた。整理の基本は<捨てること>なので、どんどん捨てていった。

捨てるときのポイントは「使えそうなもの」を捨てることだ。「これはいつか使えそう」と思って取っておくから物が減らないのだ。使えない物を捨てるのは当然として、使えそうと思う物もきちんと捨てるべきである。

いろいろ捨てても最後まで残るのが本だ。一時期蔵書の多くを電子化、つまり裁断してスキャナーでデータ化する「自炊」をしたことがあった。

そのときはスキャン代行業者を利用した。本を自分で裁断しスキャンするなんてバカバカしいし、だいいち多すぎてどれだけ時間がかかるか分からない。業者に任せるのが一番だ。

そうやって 1500 冊を超える蔵書を電子化してきたが、変化があったのは子どもが生まれたことだ。

本に囲まれた家庭では子どもが本を読むようになる。親が読書をする姿を見せ、そして本自体も潤沢に家に置いておきたい。読書好きとしては子どもも本を読むようになってほしい。

だから子どもが生まれてからは積極的に紙の本を買った。紙の本と電子書籍の両方のフォーマットで販売されていたら迷わず紙の本を買った。一時期一気に減らした紙の本もまた増え出し、現在に至っている。本に囲まれる生活はいいよなあと思っていた。

電子書籍では紙の本のような身体的なメタデータがない。本の重さ、残りページ数、「たくさん付箋を貼ったなあ」といった身体感覚で読書体験が多層的になり、本の内容もよく頭に入る。電子書籍で読むと内容が頭に入りにくいという人は多い。僕も、「紙の本で読む<身体性>が大事なんだよね~」とドヤ顔で言っていた。

それを今回転換することにした。

考えを変えた理由の一つは、「子どもはコントロールできない」と子育てを数年やってきて分かったことだ。子どもを自分の思うように育てるのは難しい。子ども自体を誘導することが難しいだけでなく、妻の考えとも合わせる形で子どもを育てていくのは難しい。読書に関しても、「本を読む子になれ」とコントロールすることは徒労に終わるのではないか。たとえ本に囲まれて育った子どもは読書をするようになるという統計データがあるとしても。だいいち僕自身、親に支配された子ども時代を送ってきたので、自分までもが子どもを支配するようにはなりたくない。

もう一つの理由は、ここ数年の潔癖症のエスカレートのためである。僕は潔癖症に関しては、「潔癖なら潔癖で悪いことではない。やるなら徹底していこう」と考えている。そしてこれまでノーマークだった本に関しても、「ひょっとして本って汚いんじゃないか」という “雑念” が湧いてきた。潔癖症においては、そういう雑念が気になってしまう。書店で買った本は誰が触ったか分からないし、ネットで買った新品でも人の手を触れていない可能性はゼロではない。だったら、不安になるぐらいなら全部電子化し、紙の本で読むのをやめてしまえばいい。

これらが本の自炊に踏み切るようになった主要な理由だ。一般的に言われている、「本の置き場がない」問題以上に大きい。

そう思ったらじゃんじゃん自炊する気になった。

潔癖症のための自炊でもあるので、既読本だけでなく積ん読本もスキャンすることにした。

ただし、今回は業者は使えない。金銭的問題で自由に使えるお金がほとんどなくなっているので業者に頼めない。自炊は結構高い。例えば BOOKSCAN のプレミアム会員(納期が早い)では 50 冊1万円だ。

お金に余裕があるなら、電子書籍版がある本はそれを買い直して紙の書籍を処分するのが一番楽だが、そういうことはできない。

というわけで初めて自分で自炊をすることにした。「自炊代行」を頼むのではなく、本当の「自炊」だ。

妻もたまーに閲覧するリビングに置いている育児関係の参考書や、子どもが読む絵本はもちろん自炊の対象外だ。

長くなってきたので、続きは次のエントリーに書くことにした。

(続く)

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